告朔餼羊
【読み】 | こくさくのきよう |
【その他の読み】 | - |
【別表記】 | - |
【類形同義語】 | - |
【訓読】 | - |
【漢検級】 | - |
【告朔餼羊の解説】
【意味】 | 告朔餼羊とは、虚礼でも、古くからの行事や形式は残したほうがよいということ。また、実を失って形式ばかりが残っていることのたとえ。 |
【注釈】 | 「告朔」とは、古代中国の儀式で、毎月一日(朔日)にいけにえの羊を廟に供えて祖先を祭るもの。 「餼羊」は、いけにえの羊。 『論語・八佾』に「子頁、告朔の餼羊を去らんと欲す。子の曰く、賜(子頁のこと)や、女はその羊を愛む、我はその礼を愛む、と」とあるのに基づく。 |
【故事】 | 孔子の弟子である子頁は、告朔の儀式が形骸化していけにえの羊を供えているだけになっているのを見て、「そのいけにえの羊も廃止したらどうか」と進言した。 すると孔子は、「お前はいけにえの羊を惜しむが、私は礼が失われることを惜しむ」と言い、形式だけでも残したほうがよいとしたという故事から。 |
【出典】 | 『論語』八佾 |
【注意】 | - |
【類義語】 | - |
【対義語】 | - |
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