鼓腹撃壌

【読み方】
こふくげきじょう

【その他の読み方】

【別表記】

【類形同義語】
撃壌鼓腹(げきじょうこふく)

【訓読】
腹を鼓し壌を撃つ(はらをこしつちをうつ)

【漢検級】
準2級

鼓腹撃壌の解説

【意味】
鼓腹撃壌とは、世の中が太平で、安楽な生活を人々が楽しむさま。

【注釈】
「鼓腹」は満腹になった腹をたたくこと。転じて、食に満ちているさま。
「撃壌」は足で地面を踏み拍子を取る(歌う)こと。
『十八史略・五帝』に「老人有り、哺を含み、腹を鼓うち、壌を撃ちて歌ひて曰はく、日出でて作し、日入りて息ひ、井をうがちて飲み、田を耕して食らふ、帝力何ぞ我に有らんや、と」とみえる。

【故事】
中国古代、伝説の聖君子とされる尭帝が、世の中がおさまっているかどうかひそかに視察に出かけたところ、老人が腹鼓を打ち地面を踏み、世の太平を謳歌する歌を歌っている姿を見て安心したという。

【出典】
『十八史略』五帝

【注意】
「壌」を「譲」と書くのは誤り。

【類義語】
含哺鼓腹/撃壌之歌/光風霽月

【対義語】

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