以心伝心

【読み方】
いしんでんしん

【その他の読み方】

【別表記】

【類形同義語】

【訓読】
心を以て心に伝う(こころをもってこころにつたう)

【漢検級】
5級

以心伝心の解説

【意味】
以心伝心とは、言葉や文字を使わなくても、互いの気持ちが通じ合うこと。

【注釈】
もとは仏教用語。
特に仏教の宗派の一つである禅宗で、言葉や文字では表せない奥深い仏法の神髄を、師から弟子の心へ伝えることをいった。
『景徳伝灯録』に「仏の滅する後、法を迦葉に対し、心を以て心に伝う」とある。
迦葉は釈迦の十人のすぐれた弟子のうちの一人。

【故事】

【出典】
『景徳伝灯録』
『禅源諸詮集都序』上

【注意】
「以心」を「意心」と書くのは誤り。

【類義語】
感応道交/教外別伝/神会黙契/拈華微笑/不言不語/不立文字/黙契秘旨/維摩一黙

【対義語】

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