家鶏野雉

【読み方】
かけいやち

【その他の読み方】

【別表記】
家雞野雉

【類形同義語】

【訓読】

【漢検級】
1級

家鶏野雉の解説

【意味】
家鶏野雉とは、身近にあるありふれたものを嫌い、珍しく新しいものを好むこと。また、家にあるものより外にあるものを好むこと。良い筆跡と悪い筆跡のたとえにも使われる。

【注釈】
「家鶏」は家で飼っているにわとり。転じて、身近なもの・古いもののたとえ。
「野雉」は野生のキジ。転じて、遠くにあるもの・新しいもののたとえ。
「家鶏を厭い、野雉を愛す」の略。

【故事】
晋代の庾翼(ゆよく)は王羲之と並ぶほどの書の名手であったが、王羲之の名声が上がるようになると、庾翼は自分を家鶏に、王羲之を野雉になぞらえ、子弟が家鶏を卑しみ、野雉を愛しているのを嘆いたという。

【出典】
『太平御覧』九一八引『晋書』

【注意】

【類義語】
家鶏野鶩

【対義語】

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