臥薪嘗胆

【読み方】
がしんしょうたん

【その他の読み方】

【別表記】

【類形同義語】

【訓読】
薪に臥して胆を嘗む(たきぎにふしてきもをなむ)

【漢検級】
準1級

臥薪嘗胆の解説

【意味】
臥薪嘗胆とは、仇を討つため、または目的を達成するために、長い間じっと苦労に耐えることのたとえ。

【注釈】
「臥」は横になる、「薪」は薪(たきぎ)の意で、「臥薪」は薪の上に寝ること。 「嘗」は舐める、「胆」は胆嚢のことで、「嘗胆」は苦い肝を舐めるという意。
敗戦の恥をぬぐうために、自分自身に苦労を課すことからできたことば。

【故事】
春秋時代、越王の勾践に敗れた父である呉王の闔盧の敵を討つため、夫差は毎夜薪の中に寝ては仇討ちの心をかきたてた。
三年後、ついに会稽山で勾践を降伏させたが、勾践は復讐の念を忘れないため苦い胆をなめて、苦難の末に夫差を打ち破ったという故事に基づく。
また、「臥薪」と「嘗胆」は、ともに越王句践の故事とする説もある。

【出典】
『十八史略』春秋戦国
『史記』越世家

【注意】
「嘗胆」を「掌胆」と書くのは誤り。
短期間の辛苦に使うのは誤り。

【類義語】
越王之胆/坐薪懸胆

【対義語】

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