拈華微笑

【読み方】
ねんげみしょう

【その他の読み方】

【別表記】

【類形同義語】

【訓読】

【漢検級】
1級

拈華微笑の解説

【意味】
拈華微笑とは、言葉や文字を使わず、心から心へ伝えること。

【注釈】
「拈」は指先でひねるの意。「華」は草花の総称。「微笑」はほほえむこと。

【故事】
釈迦が霊鷲山で弟子たちに説法をしていたとき、釈迦は蓮の花をひねってみせた。
弟子たちは理解できずに沈黙していたが、迦葉だけは意味を悟ってにっこりとした。
それを見た釈迦は、迦葉が言葉では理解できない仏法の奥義を理解できる者として、彼に仏法の奥義を授けたという故事に基づく。

【出典】
『五灯会元』

【注意】
「微笑」を「びしょう」と読むのは誤り。

【類義語】
以心伝心/感応道交/神会黙契/拈華破顔/不立文字/黙契秘旨/維摩一黙

【対義語】

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