呉越同舟

【読み方】
ごえつどうしゅう

【その他の読み方】

【別表記】

【類形同義語】

【訓読】

【漢検級】
準2級

呉越同舟の解説

【意味】
呉越同舟とは、仲の悪い者同士が同じ環境にいること。また、敵同士であっても、利害が一致したり同じ災害にあったりしたときなどは、互いに協力し合うこと。

【注釈】
「呉」と「越」は、ともに中国春秋時代の国の名前。呉の国と越の国は長い間戦い続けた敵同士の関係。転じて、仲の悪い者同士のたとえ。
「同舟」は同じ舟に乗ること。
『孫子・九地』に「それ呉人と越人と相悪むなり。その舟を同じくして済り風に遇うに当しては、その相救うや、左右の手の如し」とある。

【故事】
春秋時代、長く敵対関係にあった呉と越の国民同士は仲が悪かったが、両国の人たちが同じ舟に乗り合わせ、舟が嵐にあい転覆しそうになったときには、互いに協力して助け合ったという故事から。

【出典】
『孫子』九地

【注意】
「同舟」を「同衆」と書くのは誤り。

【類義語】
共同戦線/楚越同舟/大同団結/同舟共済/風雨同舟

【対義語】

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