一衣帯水

【読み方】
いちいたいすい

【その他の読み方】

【別表記】

【類形同義語】

【訓読】

【漢検級】
5級

一衣帯水の解説

【意味】
一衣帯水とは、帯のように細長い川や海。また、非常に近しい関係のたとえ。

【注釈】
ひとすじの細長い川のように狭い隔たりがあるだけで、きわめて近接していることから。
語構成は「一」+「衣帯」+「水」。
「一」は一筋の意。「衣帯」は衣服の帯のことから転じて、細く長いたとえ。「水」は川や海などを表す。

【故事】
隋の文帝が南朝陳の悪政を見て、討伐を思い立ったときのことば。
『南史』陳後主紀にある「我、百姓の父母たり。豈に一の衣帯の水を限りて、之を拯けざるべけんや。(私は人民の父母である。帯の様な一本の川(長大な揚子江)の隔たりがあるというだけで、どうして彼らを救わずにいようか)」という故事に基づく。

【出典】
『南史』陳後主紀

【注意】

【類義語】
衣帯一江/衣帯之水/一牛吼地/一牛鳴地

【対義語】

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